単価と給料
自分が現場にいくらで出されていて、そのうちどれくらいが給料になっているのか。
SESで働いていると、いつか気になるのが「自分の単価」です。
私は昔、営業から誤って「案件単価付き」の案件情報を送られてきたことで、自分の単価を知りました。
そのときは正直、かなりショックでした。
マージンとして取られている金額が、思っていた以上に多いと感じたからです。
自分の単価を知ってしまった
当時の私は、単価というものを深く意識していませんでした。
SES会社は利益を出さないといけないし、営業や人事、会社運営にもお金がかかる。
だからマージンが存在すること自体は理解していました。
でも、実際に数字を見ると、感情は別でした。
私が見た単価は、自分の給料のかなり上でした。
自分が現場で働いて生み出した金額の実に4割以上が、会社側の利益になっていました。
もしかしたら、それ自体はSESという業態では普通のことかも知れません。
でも当時の私は、
「こんなに頑張っているのに、自分の手元にはここまでしか来ないのか」
という気持ちになりました。
「中抜きされている」と感じる人もいる
SESの話になると、「中抜き」という言葉がよく出ます。
実際、SESを嫌う人の理由の一つにもなっています。
ただ、個人的には「全部が悪」とまでは思っていません。
SES会社側にも、
- 営業活動
- 待機給与
- 教育
- 社会保険
- 管理コスト
など、色々な負担があります。
特に待機給与は、SES特有の大きなコストだと思います。
案件が途切れても、正社員である以上、会社は給与を払い続ける必要があります。
だから、マージンそのものが悪というより、
「マージンに納得できるか」
が大事なのだと思います。
納得できるSES会社もあると思う
実際、単価に対するスタンスは、SES会社によってかなり差があります。
例えば、
- 単価や還元率を開示している
- キャリア相談ができる
- 無理な案件を押し付けない
など、社員側を大事にしている会社もあります。
逆に「どこでもいい、とにかく現場に入れてしまえ」という雰囲気の会社もあります。
私も過去、待機中に「在宅頻度を下げないと案件が見つからない」と圧力を受けたことがありました。
会社として利益を出したい事情は理解できます。
でも、自分の人生や働き方まで全部を会社に合わせると、どこかで壊れてしまうとも感じています。
給料だけで仕事を決められないこともある
正直、単価や給料だけを考えれば、SESを辞めた方がいいと感じる瞬間もあります。
でも現実は、それだけでは決められません。
私自身、
- フルリモート希望
- 通勤ラッシュが苦手
- 人間関係で消耗しやすい
などの事情がありました。
だから、「多少マージンを取られても、在宅中心で働ける環境を優先したい」という考え方もありました。
これは人によって価値観が違う部分だと思います。
給料だけを重視する人もいれば、働きやすさを重視する人もいる。
大事なのは、「自分が何を優先したいか」を把握することだと思います。
まとめ
SESでは単価を公開していないケースが多いです。
実際の額を知るとたぶん多くの人はショックを受けるのではないかと思います。
ただ、SES会社にも運営コストやリスクがあります。
だから単純に「悪」と決めつけるより、
「その環境に自分が納得できるか」を考える方が大事なのだと思います。
もし今、
「この働き方、ずっと続けられるかな…」
と悩んでいるなら、一度、自分が本当に優先したいものを整理してみるのもいいかもしれません。
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